オンライン英会話のメリット・デメリット②

オンライン英会話レッスンのメリット・デメリット、

2回めは「オンライン英会話のデメリット」です。

オンライン英会話のデメリットをあげると、こんな感じです。

  • 講師の質にバラツキがある
  • 人気講師の予約の難しさ
  • 講師を選ぶ手間
  • 継続することの困難
  • リアルな会話・音声ではない
  • 回線状況によるストレス
  • 目的意識がないと伸びなくなる?

それぞれのポイントについて詳しくご説明します。

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講師の質にバラツキがある

運営会社の多くが講師のレベルの高さをアピールしています。しかし、プロフェッショナルとしての自覚と責任と情熱をもって指導する講師もいれば、中にはアルバイト感覚の講師がいるのも事実です。運悪くそうしたクオリティの低い講師にあたってしまうこともありえます。

それを避けるには、できる限り指導経験が豊富なベテラン講師、予約が埋まっている人気講師を中心に選ぶ方がよいでしょう。

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人気講師の予約の難しさ

生徒の予約が集中するので、人気講師のレッスンを予約することは困難であることも事実です。

レッスンの予約は早い者勝ちですので、早いタイミングで予約を入れるよう努めるしかありません。

オンライン英会話サービスによっては最大1レッスンまでしか予約ができないため、人気講師にこだわりすぎると次のレッスン日まで時間が空いてしまい、効率的にレッスンを受けることができなくなります。

解決策の一つとして、レッスンを早朝に受けるようにし、早朝のレッスンが終わったタイミングで翌日の予約をとるようにすれば、比較的予約がとりやすいです。

自分が利用しているオンライン英会話サービスの1回あたりに予約できるレッスンの上限数、人気の講師のスケジュール、予約の埋まり方を把握し、戦略的に予約を入れましょう。

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講師を選ぶ手間

毎回好きな講師を選んで予約できることはオンライン英会話サービスの良い点でもあるのですが、この手間が煩わしくなることもあります。

効率的に時間を活用して英会話を学びたい方は、予約する講師と時間を固定してしまうか、プロフィールなどはあまり気にせずランダムで講師を予約していくとよいかもしれません。

継続することの困難

時間や場所に縛られないという柔軟性はオンライン英会話のメリットですが、逆に強制力が働きにくいため、しばしばレッスンを継続するのが難しくなる傾向があります。

英会話スクールに通学する場合、レッスンの曜日や時間が予め決まっており、強制力が働きます。

一方、オンラインレッスンでは、予約もキャンセルも簡単にできるがゆえに、レッスンの継続はひとえに受講者本人の意思にかかっています。

最初はやる気を出して毎日レッスンを予約していたとしても、どうしても甘えが出やすく、2日に1日のペースとなり、やがて週末だけになり、そして最終的には全くレッスンを受けなくなる、というのはよくあるパターンです。

こうした「フェードアウト」を防ぐには、意識的にレッスンが終わった段階で次のレッスンの予約入れるというのを習慣にしてしまうとよいでしょう。

リアルな会話・音声ではない

機材を通しての会話ですから、どうしてもリアルな場面で直接話すのとは違います。

お互いの声はマイク越しのものですし、姿はカメラ越しのものです。直接会話をするシチュエーションとは声の聞こえ方や感じ方が異なります。

ビジネスの現場でのリアルな英会話に慣れるためには、やはり英会話スクールなどでリアルに相手と対面して、オフラインで英会話の経験を積むべきでしょう。

回線状況によるストレス

オンライン英会話の弱点とも言えるのが、ネット回線や通信状況によって音声や映像が途切れたり乱れたりすることがあるという点です。特にフィリピン人講師が在宅でレッスンを提供している場合、この回線による問題が起こることがあります。

実際のビジネスの現場では、テレカンファレンスなどでやはりこうした回線トラブルが起きる可能性があります。そう考えると、こうした通信環境が優れない中での英会話に慣れるという経験になります。

しかし、どうしてもそうした回線状況の悪さがストレスにつながるという方は、ネット環境の安定したオフィスからレッスンを提供しているオンライン英会話サービスを利用するとよいでしょう。

目的意識がないと伸びなくなる?

オンライン英会話を一定期間続けると、多くの方がぶつかる壁があります。それは、問題なく英語で意思疎通ができるようにはなったけれど、なぜか上達を感じられないというものです。多くの場合、英語学習者は頭の中に一度英語で話す回路ができてしまえば、英語で会話を続けることは難しくなくなります。しかし、新たな語彙や表現、言い回しなどを覚えていかない限り、常に自分自身が持っている現状のボキャブラリーの中だけで文章を作ってしまうので、いつも同じような言い回し、表現となり、なかなか会話表現の幅が増えていかないのです。

このような事態を防ぐためには、アウトプットの訓練だけではなくインプットの訓練も継続して行う必要があります。また、インプットはただ漫然と取り組んでいても難しく、意識しなければ単語も表現もなかなか頭には入っていきません。そこで大事なのは、英語学習に対して明確な目的意識を持つことです。

設定するゴールはTOEICやTOEFLなどのスコアでも構いませんし、毎日必ず新しい表現を一つ覚えるといった日常的なルールでも構いません。明確な目標を設定し、常に現状とのギャップを感じ続けられる環境を自ら作りだしていかないと、ある一定レベルで成長は止まってしまうのです。オンライン英会話は自由度が高い反面、学習に対する強制度は低いため、いかに自分自身でモチベーションを維持しながら英語学習を継続できるかが重要なのです。